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テーミススピリッツを凝縮した往来之記を読めば、
テーミスがわかる!
(編集後記に代えて)

 新聞・雑誌など活字メディアが冬の季節を迎えています。朝日新聞が夕刊の発行を東海3県に続いて北海道でも中止します。日本ABC協会の公査部数によれば、読売新聞も朝日新聞も半期で約20万部減少しています。  週刊誌も苦戦中です。松本人志氏の性加害疑惑を報じた『週刊文春』は健闘するも、あとは20万部を割ったままです。約40年前、『フライデー』は創刊1年で200万部に達しました。『週刊現代』も平週で約40万部、年末の合併号は約60万部でした。  まず活字メディアを取り巻く環境の変化があります。書店が全盛期の3分の1に減り、JRや私鉄の駅にあった売店も次々に消えています。日販は来年から週刊誌のコンビニへの配送を中止すると発表しました。  それにも増した直撃弾はネットの発達と普及です。スマホはあらゆる情報を「いつでもどこでも」提供しています。しかもその殆どが匿名のため、刺激的かつ煽情的です。

 内部告発や極秘情報の提供者は身許を隠すものです。66年前に講談社の総合誌『日本』に配属された当時の情報提供の手紙は、新聞や雑誌の活字を一文字ずつ切って貼りつけたものでした。筆跡による発信者の特定を避けるためです。  それがコピー機、FAX、ワープロの出現で一気に匿名の情報提供が増えました。さらに加速させたのがネットの拡充です。既成メディアが事件の当事者の身許や家庭などの報道を規制しているのに、ネットは即座に実名や住所まで暴いています。またそれに乗じた攻撃や批判も増えました。  ネットは社会に大きなプラスを齎した反面、マイナスも露呈しています。無責任な偽情報の氾濫です。能登半島地震でも「助けてくれ」というSNSに救助隊が駆けつけたら無人だったという例が典型です。  既成メディアはコロナの拡大に怯んで、基本的な取材活動や調査を怠ったところがあります。今こそネットの跳梁に抗し、信頼できる情報を発信する体制を固め公正な言論を展開するときだと痛感しました。頑張ります。

 本誌に『政官パトロール』を連載している横田由美子さんのユーチューブ「ゆみりんチャンネル」に、1年前から毎月出演しています。政官界の深部に精通した横田さんと、89年の人生と66年に亘る編集体験のあれこれを喋る1時間ですが、新しい刺激や驚きも得ています。  私が国民学校4年のとき、午後になると茶畑へ行き茶の実を拾い集めさせられた話をしたときです。即座に同年の女性から「私もやりました」と書き込みがあったのです。双方向コミュニケーションの威力と効用に、既成メディアの強敵ここにもありと痛感しました。
編集主幹 伊藤寿男

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