|
中曽根首相が辞任を表明し、竹下、安倍、宮澤の3氏が後継を狙って名乗りをあげたときでした。3氏に「われ首相なりせば」をテーマに、約2時間ずつインタビューしました。
首相への意欲を最も示したのは竹下氏で、あとの2人には全く迫力を感じませんでした。とくに竹下氏が「わが国の将来のために消費税導入をやりたい。おそらく私は悪者にされるだろうが……」と語ったのが強く心に残っています。
のち首相になった竹下氏が、消費税法案が成立する前夜、ある評論家の前で「やっとここまで来た」と涙を流したと聞きました。リーダーの孤独と決断を如実に物語っています。
野田首相が消費税増税に取り組み始めました。鳩山、菅2代の首相のていたらくを見て、野田氏には期待したものです。ところが党内融和を優先させたり国民への説明責任を果たさない姿勢にがっかりしました。
|
松下政経塾出身の政治家が与野党で要職を占め始めました。しかし前原氏の「いうだけ番長」に象徴されるように、弁舌はさわやかでも決断力や実行力となると心もとない限りです。
松下幸之助氏が、わが国のリーダーを育てるために一流の講師と環境を用意したにも拘らず、どうやら「畳の上の水練」だったようです。最近、リーダーを育てるための学校やセミナーが増えていますが、実戦を知らない学者やコンサルタントの話を聞いただけで習熟したと安心する人が多いのです。
本田宗一郎氏には何回か会って、その飾らない言動やユニークな生き方に感銘しました。あるとき「若手経営者がホテルや温泉でのセミナーに行くのは全く無駄だ」と切り捨てました。リーダーに必須の胆力、決断力、突破力などは、修羅場と格闘してこそ鍛えられ、ものになるのだと強調していました。
野田氏は消費税増税へ不退転の決意で臨むと宣言しました。その言やよしです、覚悟と行動を見守りましょう。
|
10年前、睡眠時無呼吸症候群と診断され、睡眠時に「CPAP」という器具を鼻に装着してきました。しかし雑事に追われて着けるのをさぼってきたため、ここ数年、自分のいびきで目が覚めたりトイレに何回も行くようになりました。
ひどいときは出社の電車でうとうとしたり、夕方には会社で必ず居眠りする始末です。そこで今回、専門医の指導で2泊の検査入院をしたところ重症と診断され、その結果、以前よりずっと進歩した「CPAP」を着けるようになりました。おかげさまで快適な睡眠を取ることが出来、頭も朝からすっきりするようになりました。
今年はいよいよ20周年、がんばります。

編集主幹 伊藤寿男
|