特集記事

2026.08.31

2026年9月号ダイジェスト情報|特集記事

注目記事(ダイジェスト版)

・「高市政権」潰せ‐中国の周到「世論戦」衝く

レアアースや「人質外交」を武器に強硬姿勢を強めて日本の技術や市場簒奪へ

───────ジャーナリスト 福島香織

 

・「消費減税」‐高市人事に財務省震撼す

・「高市支持急落」囃すメディアの独善質す

・吉村維新‐「独善」が高市政権に止め刺す‐維新の「重要閣僚」狙いに猛反発が 

・小泉防衛相‐非核三原則中国「認知戦」へ積極発信し奔る‐核問題や「新型軍国主義」に正対す

・「インテリジェンス」汚す公務員は去れ!‐「国家情報局」始動も醜聞続出す

 

・ダイキン工業‐「空調世界一」で躍進す

・サイバー攻撃‐簡単侵入から冷酷要求まで‐「ニチレイ」に身代金要求型が

・キオクシア‐億万長者企業も不安あり‐株価乱高下の秘密追う

・高市政権‐「国債」をNISA拡大&相続税減免して推奨す‐責任ある積極財政実行へ

・〈連載 挑戦企業100〉西武信用金庫‐「〝縁〟を創り出して」飛躍す

────政策研究大学院大学名誉教授 橋本久義

 

〈特集 皇室内奥〉

・愛子さま‐典範改正で「結婚情報」飛ぶが

・雅子さま‐「皇后会見なし」に波紋続く

・名古屋・福岡・札幌・仙台「副首都」に立つ‐大阪だけじゃないぞ

・FIFA&IOC会長の「独断専行」斬る‐トランプ癒着や中国と接近へ

・安青錦が「横綱」へ王手も大の里・豊昇龍が情けない‐熱海富士・琴栄峰・藤ノ川が挑む

・首都直下&南海トラフ大地震「急襲」す

〈新聞剔出〉

・読売新聞‐「反高市」貫き多角化成功狙う‐消費税減税や皇室典範改正で

・朝日新聞‐角田社長「暴走」で大混乱す‐発行部数「300万部割れ」も

・辺野古事故‐同志社国際高「偏向教育」の実態見よ‐知華さん遺族の慟哭聞け

〈集中検証 首長裁断〉

・斎藤元彦兵庫県知事‐財政破綻で「給与カット」迫る‐職員は「早く辞めてくれ」と

・山中竹春横浜市長‐懲罰人事・パワハラ許すな‐リーダーの資格なし即退任せよ

・蔵内勇夫福岡県 議会議長の「背任罪」疑惑を追う!‐「ワンヘルス」で税金無駄遣い

──────三枝玄太郎

・司馬遼太郎の「人たらし」に酔った日‐公私を峻別する姿に加え

────────本誌 伊藤寿男

・外国人問題‐永住・土地取得・免許問う‐日本の「規定」は甘過ぎる

・売春防止法‐「買う男も処罰」が浮上した‐首相の「検討要請」に法務省動く

・快人録 半田晴久‐若き「芸術魂」が世界を結んだ‐第27回「高校生国際美術展」開催

 

・大腸がん‐「AI」駆使した検査で撃て

・〈エネルギー新時代42〉原発‐熊本大地震で「安全」を証明した‐川内、玄海、伊方など

・《中高年ノート181》命を縮める「転倒・骨折」‐予防は足から!‐住み慣れたわが家こそ危険だ

 

・トランプ‐「暗殺危機」躱すも焦燥募る

・イラン‐「米国の猛攻」に耐え反転攻勢へ‐教育水準も高い技術立国に

 

東武鉄道/三越伊勢丹HD/セイコーグループ/日本オラクル/日本IBM/ヒョンデ/ニトリHD

 

・日本警世  権力に媚びる朝日新聞が検察の「傲慢」を助長させた ジャーナリスト 高山正之

・日本異人伝  羽柴四天王‐織田信長家臣時代から秀吉を支えた 元東京大学史料編纂所教授 本郷和人

・動物的人間論 「胸を抑えるブラ」が女の心を掴んだ訳 動物行動学研究家 竹内久美子

・一士諤諤  国旗損壊罪が問う‐自国憎悪は「表現」か ジャーナリスト 小笠原理恵

・大 喝  プーチンの北方領土領有許すな

・THEMIS Eye 麻生太郎氏との"二人三脚"で小林鷹之氏が「ポスト高市」へ

・THEMIS LOBBY 東野圭吾氏急逝の波紋 著書爆売れや偲ぶ会へ

・社会短針 地検特捜部‐新総長で改革成るか

・テレビ短針 『VIVANT』続編‐男性の心掴む 桧山珠美

・社会短針 防衛省‐発信強化で中露に対す

・社会短針 林真理子が「都知事選」へ出馬?!

・往来之記

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往来之記(編集後記に代えて)

 熊本地震の被害は拡大中だ(8月15日現在)。自宅の倒壊で避難生活を強いられたり、水に漬った家財の片づけに追われる人など、現地の人の苦難は続いている。発生直後からの自衛隊に続き、順次ボランティアが駆けつけているのが頼もしい。

 私も大学生のとき、台風による水害で半壊した親戚の家の片づけに参加したことがある。便所から溢れた糞尿の臭いの中での作業が辛かったことは今でも鮮明だ。ボランティアは迎えるほうにも用意が必要だ。全行動が完結している自衛隊に対し、地方自治体や団体の苦労も察してやるべきである。

 

 そんなときテレビの情報番組などで、政府や自治体の動きが鈍いと賢しらに延々と批判するコメンテーターがいた。猛暑の中で奮闘している人たちに思いも馳せず、冷房のきいたスタジオで偉そうにと腹が立った。

 それにしても数年来、地震や集中豪雨による災害が多い。熊本に日常生活が戻ったところで、政府、自治体はもとより、個人も企業も改めて災害に備える用意を確認、実行するべきだ。

 

 猛暑を避けて自家用車で寝た人も多いなか熱中症で亡くなった人も出た。東京から約200キロ西の静岡県の駿河湾に面した私の郷里は、関東大震災で直接的な被害はなかったものの大きな揺れに見舞われ余震が続いた。

 そのため両親は近くの畑に俄造りのテントを建て、土の上に布団を敷いて数日間過ごしたという。2人は9月1日が来たり地震があると、「暑い上に蚊が飛んできて寝苦しかったけど、家の下敷きになるよりは…」とよく話していた。

    ☆

 その郷里へ3年振りに行ってきた。去年亡くなった兄の一周忌だったが、祖父母や両親も眠る菩提寺は子どもの頃から少しも変わっていなかった。ただかつては堂内を包んでいた蝉しぐれがなかったのが寂しかった。

 

 甥のクルマで海岸へも行ったが、真夏だというのに海水浴客は疎らだった。大東亜戦争末期には、北台地の飛行場で特攻隊員になる訓練を受けていた若者たちが、沖の無人島を往復する遠泳に挑んでいた。

 

 戦後は一転、広い砂浜が塩田と化し、町には塩を求める人たちが殺到したものだ。それが一段落すると海の家が林立し、子ども連れの海水浴客で溢れたものだった。

 私も友だちと越中ふんどし一つで沖の筏を目指して泳いだりした。そんな小中高をともにした友だちが次々に居なくなってゆくのが悔しくてならない。帰郷する度にクルマで出迎えてくれ一日中つき合ってくれた友人を見送った席で「これからは俺に任せろ。92歳だけど大丈夫だ」という友人がいた。「止めとけ」という声もあったが、郷里の友だちはありがたい。

伊藤寿男