特集記事
2026.06.30
2026年7月号ダイジェスト情報|特集記事

注目記事(ダイジェスト版)
THEMISレポート
「闇バイト強盗」横行‐狡猾犯から身を守れ
「短時間高収入」に誘われた未熟な若者が襲来す─「自分は大丈夫」は危ない!
政治
・高市早苗さんよ‐お主なかなかやるじゃないの
・玉木国民民主代表‐維新押し退け「連立入り」決断す
・吉村大阪府知事‐府民・党内・野党反対で自滅へ‐税金浪費の都構想暴走に
・ふるさと納税危機‐総務省・財務省が改革断行急ぐ‐「仲介サイト」にメス入れろ!
・〈憲法改正へ向けて21〉「日本国憲法」とこう向き合ってきた(2)────駒澤大学名誉教授 西 修
・≪政官パトロール161≫ 赤沢亮正経産大臣‐高市首相支え東奔西走中──ジャーナリスト 横田由美子
経済
・「物言う株主」‐日本企業乱入を許すな
・伊藤忠‐「岡藤イズム」浸透し進撃続く‐「中古ビジネス」も拡大中
・近鉄グループHD‐「物言う株主」&「援軍」襲来と戦う‐優良資産が狙われた
・川崎重工業‐「水素」で石油危機に対す‐「ナフサ不足」解消目指す
・味の素‐「AI半導体」事業で世界牽引す‐中村社長(初の技術系)登場で
・南場智子‐DeNA社長「復帰」も勝算なし‐「AI全振り」に社内混乱も
・〈挑戦企業98〉吉野機械製作所‐精密「プレス機械」で躍進す────政策研究大学院大学名誉教授 橋本久義
社会
・皇位継承揺れる‐「愛子天皇」へ画策続く
・秋篠宮さま‐「体調不安説」に波紋広がる‐公務が秋篠宮家に集中し
・国語教科書‐旧日本軍の「蛮行」強調斬る‐同志社国際などの「平和教育」生む
・「平和学習」と「反基地闘争」結んだ暗部暴く
〈特集 メディアを斬る〉
・朝日新聞「反権力」が泣く辺野古報道斬る──────ジャーナリスト 小笠原理恵
・NHK‐「ネトフリ提携」に批判噴出す‐受信料の二重取りだ
・共同通信‐「初の赤字」転落など苦境続く‐電通の不振も直撃!
・「地下シェルター」急げ‐危機に慌てるな‐台湾有事やミサイル襲来へ
・私立大学250校消える‐財務省は本気だ‐ついに少子化と財政難で
・創価学会‐池田教から日蓮正宗へ回帰進む‐「御本尊」を巡って動揺走る
・〈快人録〉 深見東州‐武道館「熱狂コンサート」が世界へ響く‐観客8千591人の喝采浴びて
・巨人危うし‐山口寿一オーナーの「失政」が招いた‐阿部事件があぶり出した
生活&健康
・膵臓がん制圧へ‐米国で治験成功す
・潰瘍性大腸炎‐期待の新薬登場す
・≪エネルギー新時代40≫「中国原発」拡大‐日本&世界の不安高まる‐中国に安全対策問う
・〈中高年ノート179〉「孤独や孤立」急増‐認知症や死の危険増す‐「することがない!」よさらば
国際
・トランプ譲歩‐イラン「核&経済」確保す
・パキスタン‐米国3イラン「仲裁」の暗部へ‐トランプと親しい将軍も動いた
早耳人事
野村HD/三井不動産/カルビー/大王製紙/森ビル/ワークマン/ニデック
連 載
・日本警世 支那が常任理事国にいる「国連」を改組するときだ ジャーナリスト 高山正之
・日本異人伝 賤ヶ岳七本槍⑴‐後に大名となり豊臣政権を支えた 元東京大学史料編纂所教授 本郷和人
・動物的人間論 女はなぜ「ホスト」や「推し活」に狂う?! 動物行動学研究家 竹内久美子
・快刀乱麻 川越モスク‐「違法建築」に断固対処せよ ジャーナリスト 三枝玄太郎
・大 喝 国が「ネット犯罪」撲滅急げ
・THEMIS Eye 小泉防衛相の「存在感」高めた萬浪防衛政策局長のサポート
・THEMIS LOBBY 作家・梶山季之氏が見た 勝新は玉緒さんの尻に
・政界短針 佐伯内閣広報官‐中国の「認知戦」へ反論す
・テレビ短針 一茂・良純・ちさ子「人気」の秘密
・経済短針 ローソン‐地域「活性化」に貢献へ
・社会短針 「池田小殺傷事件」の教訓生かせ
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往来之記(編集後記に代えて)
郷里・静岡では、実家が農家という小中高の同級生が多かった。彼らは春から夏にかけては、茶業に、秋から冬にかけては蜜柑作りに専念していた。ところが数年来、周辺の農家が少子高齢化などで廃業してゆくと嘆く声が多くなった。
「手入れしなくなった茶畑が荒れてゆくのが悔しい」と吐露した友人もいた。ここ数年は、90歳を前に亡くなった同級生も多いが、幸い息子夫婦が後を継いで頑張っているところもあるから頼もしいし嬉しい限りだ。
そんな彼らから、今年になって「抹茶ブーム」への批判を聞くことが多くなった。世界各国が抹茶を飲むだけでなくスイーツなどに使うようになり、若い女性を中心に歓迎されているのだ。
それに目を付けたのが利にさとい企業である。コロナ禍が拡大したとき、いち早くマスクを作って売り出した企業がある。紐がすぐ外れる粗悪品だったが、そんな企業が荒れていた茶畑一帯を買い占め、抹茶作りを始めたというのである。
それに輪を掛けたのが、中国の抹茶ブームである。読売新聞によると、中国内陸部にある貴州省銅仁市は〝世界抹茶の都〟を目指して、広大な茶畑で抹茶作りを始めたという。日本の技術者を招いて指導を仰ぎ、品質こそ日本には劣るものの、生産量では'24年の日本を上回る勢いだという。
そんな状況を見て、特に九州地方などの茶農家が、煎茶から抹茶作りに転向し始めたというのだ。「製造工程も異なるから、ブームが去ったら抹茶用の設備が無駄になると思う。私は煎茶作りで行く」といい切った同級生の息子に「頑張れ!」と声援を送った。
☆
介護付き老人ホームに入って7年になる。ケアマネージャーなどと相談して区の認定調査などを受け「要支援1」となった。そのとき「ヘルプカード(たすけてねカード)」も貰ったのでリュックに付けるようにした。「付けていると混雑した電車に乗ったとき優先席を譲られることが多くなる」ともいわれた。
だが特に増えた感じはしない。若い男女はスマホに夢中で、座ったまま目もくれずにいることが多い。席を譲ってくれる人に世代や性別の差はないが、外国人はちょっと違う。
私の横に立った中国人青年が、優先席でスマホに熱中している若者に向かって「君は席を立つべきだ」と声を掛けた。若者はバツの悪そうな顔で立ち上がった。降りるとき中国人青年に「さっきはありがとう」というとニコッと笑った。ヒジャブで顔を覆った留学生とおぼしき若い女性は、私の姿を見るやさっと立って「どうぞ」というように席を指さした。
「要支援1」の通勤も悪くないと思う朝だった。
伊藤寿男
