特集記事
2026.05.29
2026年6月号ダイジェスト情報|特集記事

注目記事(ダイジェスト版)
THEMISレポート
・超AI(人工知能)が人類の全行動を支配する
毎日のように進化し続ける最新AIだが「便利さ」を超えて「新危機」が
政治
・麻生自民党副総裁‐高市支持と見せて退陣策す
・高市降ろし‐国力研究会新聞・週刊誌の策動が始まった
・参政党‐次期統一地方選での「再旋風」に突進す‐神谷独裁に反発する議員も
・自衛隊をホルムズへ‐内外の「要請」迫る‐憲法九条の「制約」続くが
・国家情報局‐「真の情報機関」創設成るか‐警察庁vs.外務省がトップ争い
・《連載 憲法改正へ向けて20》私は「日本国憲法」とこう向き合ってきた───駒澤大学名誉教授 西 修
・〈政官パトロール160〉財務省‐宇波「新次官」へ交代も迷走続く─ジャーナリスト 横田由美子
経済
・「株価7万円」もある?! 経済復活質す
・植田日銀総裁‐「利上げ」延期に迷走見た‐円安が続き 物価値上がり拡大す
・「ナフサ危機」は虚偽だ‐煽った元凶斬る‐首相は「備蓄あり」と断言した
・東芝復活へ‐「AI&防衛産業」を先頭に‐キオクシア手放すなどどん底から
・ノジマ‐「量販店」脱し事業多角化へ挑む‐日立の家電事業買収を含め
・遠藤ソニーFG社長‐不正発覚で窮地へ‐金融庁が「忖度」の声も
・JR西日本‐りそな銀と「多角化」へ奔る‐新分野へ急ぐが大事故の反省は?!
・〈挑戦企業97〉カスケードグループ‐「医療&介護」合体実践す────政策研究大学院大学名誉教授 橋本久義
《皇 室》
皇位継承‐「愛子さま礼讃」メディアが奔る
社会
辺野古事故‐同志社国際高校長&抗議船の「闇」暴く
《特集 メディアを斬る》
・新潮社‐雑誌苦戦で『サブスク』参入へ‐「ネット旋風」出版界直撃のなか
・朝日新聞の「平和理念」で国は守れない─────────ジャーナリスト 小笠原理恵
・読売新聞「一強」誇るも業界不振の波迫る‐法人向け新媒体は大不評!
・クマ・鹿・猪など野生動物から「生命」守れ‐人間狙う動物が山から街へ
・日本農業‐「若手参入」で大変革始まる!‐高齢化や後継者難に曙光が?
・『聖教新聞』‐地方制圧&部数日本一謳うも影響力低下す‐創価学会・公明党「混乱」のなか
・大相撲‐人気に驕り改革&緊張もなし‐八角「長期支配」に問題あり
・東大医学部‐性風俗に溺れた惨状見よ
生活&健康
・「歯」の健康で老化・うつ・心臓病を防げ
・〈エネルギー新時代39〉原子力‐ホルムズ海峡「危機」の切り札に‐日本エネルギーの柱に
・終活‐元気なうちに進め老後の安心を‐60歳になったら身辺整理から
国際
・トランプ危機‐国民離反&金融危機襲う
・習近平‐トランプ懐柔し「台湾奪取」急ぐ‐「イラン停戦」策すなど恩売り
・金正恩‐露・中・米操り生き残りへ疾る‐国内では少女銃殺や戦死兵2千人!
早耳人事
ENEOS HD/帝人/UACJ/戸田建設/武田薬品工業/JTB/ホンダ
連 載
・日本警世 米国人は紳士的ではなく「残忍さ」こそが本質だ ジャーナリスト 高山正之
・日本異人伝 加藤嘉明‐「七本槍」から会津を統治した武将 元東京大学史料編纂所教授 本郷和人
・動物的人間論 「記憶」しない男vs.しっかり「記憶」する女 動物行動学研究家 竹内久美子
・快刀乱麻 辺野古事故‐「TV&新聞」沈黙の異常斬る ジャーナリスト 三枝玄太郎
・大 喝 憲法に自衛隊を明記せよ
・THEMIS Eye 茂木敏充「ポスト高市」を目指し外交&エネルギーで活躍するも
・THEMIS LOBBY 女生徒の佐藤愛子さんに遠藤周作氏らが恋文を
・テレビ短針 フジ『ザ・ノンフィクション』30周年 桧山珠美
・社会短針 ハンタウイルス‐侮ることなかれ
・スポーツ短針 マラソン世界新に‐厚底シューズの秘密
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
往来之記(編集後記に代えて)
京都府の同志社国際高校と新潟県の北越高校が、無責任極まりない事故で将来ある生徒を横死させた行為には未だ怒りが収まらない。5月中旬現在、両事件の背景を含む全容は解明されていないが、両校の校長と当事者である教師の使命感を欠いた言動には呆れるばかりだ。
数年来、海難事故と自動車事故は頻発している。同志社国際の場合は誤れる偏向教育への驕りが、北越の場合は経費節減への注力と慣れが根底にある。それに加えて引率教師が、生徒が乗った船にもバスにも同乗しなかった無責任と緊張感の欠如に怒りが湧く。同乗していれば、危険の察知も事故発生後の対処も違っていただろうに!
76年前、私が遊撃手を務めた中学野球部が郡南部で準優勝し、静岡市での県大会に出場することになった。午前9時開始の試合に備え市内の旅館に前泊するため、夕方にバスで出発した。
乗り物に酔う私が揺れの少ない最前列の座席に座っていると、顧問の先生が運転手に「大事な生徒だから安全運転で行って」と呼び掛けた。さらに先生は、海に面した崖道に差し掛ったときには運転手の横に身を乗り出し、行手を凝視していた。
予科練帰りの先生の授業は少し頼りなかったが、あの日はなんと頼もしかったことか。野球は1回戦で敗退したが、先生の雄姿は今も鮮明に覚えている。
☆
それにしても新聞やテレビの京都府南丹後市の養父による少年殺害事件と北越高のバス暴走事件の報道量に比べると、同志社国際高の場合は情報量も少ない上に追及も甘いといわざるを得ない。普段、人権や平和を声高に謳う新聞が事件の背後の政治勢力やマスコミ団体に忖度しているのは卑怯で情ない。
「知らせない自由」に胡坐をかく彼らをオールドメディアと呼ぶ人達は、急速に新聞や雑誌から離反し始めている。今月号では、新聞界の一強・読売新聞と老舗出版社・新潮社の現況を取り上げた。
新潮社はかねて出版界では堅実経営で知られてきた。そんな出版社の気になる動きである。
実は私は、大学4年のとき新潮社を受験し、書類選考を通過して社長面接に臨んだ。部屋に入ると佐藤姓5人の真ん中で、社長が靴を履いたままの両足を机の上に乗せ、その間から質問が飛んできた。ワンマン社長という噂は聞いていたが、「これはない」と思った。
講談社に入った私は、その後、『週刊現代』では『週刊新潮』と、『フライデー』では『フォーカス』と戦ってきた。テーマや取材現場で衝突する度に、社長面接の日の「靴の裏」を思い出して頑張った。いま出版業界を襲う逆風は新潮社だけではない。明日は我が身と気を引きしめたところである。
伊藤寿男
