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過去の立ち読み記事<2007年10月>

『プリンセス・マサコ』を巡って
「雅子妃本」に慌てる外務省&大新聞の愚
朝日新聞を筆頭に「広告掲載」を拒否するが削除部分に隠されている秘密に迫ると


■愛子さまと悠仁さまの新情報
 皇太子ご一家は8月17日から26日まで、栃木県那須御用邸で夏休みを過ごされた。御用邸に近い「りんどう湖ファミリー牧場」では、ご一家のほほえましい場面が目撃されたという。
 現地にいた皇室ファンがいう。
「愛子さまは動物がお好きで、ポニーにお乗りになって喜んでいました。その様子を皇太子さまが写真に納められるなど、ごく普通のお父様を演じていらっしゃいました。ご一家でボートにお乗りになった際も、皇太子さまは汗びっしょりになってオールを漕いでいらっしゃいましたよ」
 雅子さまも以前と比べて、格段と明るさを取り戻している。夏休みはリラックスされたようだ。皇室関係者からは「本格的な公務復帰も近い」との声も出てきている。昨年8月のオランダご静養以来、雅子さまの体調がかなり回復されたことは間違いない。
 一方で、秋篠宮ご夫妻の長男・悠仁さまが9月6日、1歳の誕生日を迎えられた。上下数本ずつ歯が生え、すでに離乳食に。元気な声でお笑いになり、人の動作を真似る仕草もされているという。子育てに忙しいなか、紀子さまは積極的に公務に取り組んでおり、このところ皇室ジャーナリズムに取り上げられることも多くなっている。
 皇室担当記者が解説する。
「皇太子さまもポリープ手術を東大病院で受けられるなど、ご一家を取り巻く環境は厳しい。ただ、雅子さまも焦ることはなく、ゆっくりできるところから公務に復帰されればいい。世間ではどうしても秋篠宮ご一家と比べてしまうところがあるが、雅子さまがせっかく回復のほうに向かっているのだから、皇室関係者はもう少しゆっくり見守るべきではないか」
 そんななか、皇室を取り巻く宮内庁や外務省の官僚たちが騒ぎ立てているのが、『完訳 プリンセス・マサコ―菊の玉座の囚われ人』と『「プリンセス・マサコ」の真実―“検閲”された雅子妃情報の謎』という2冊の単行本を巡る話である。前者はオーストラリア人ジャーナリスト、ベン・ヒルズ氏が雅子さまの苦悩を描いた著書で、一時発禁本と呼ばれた本だ。後者はこの本に対し、宮内庁と外務省が激しい抗議をしたことなどを指摘したジャーナリスト・野田峯雄氏による著書である。
 これらについてさらに興味深い事態が起こっている。朝日新聞や読売新聞などの全国紙と地方紙のほとんどが一斉に「広告掲載拒否」という形で、やはり“発禁本扱い”にしていることだ。
「前者は外国人ジャーナリストならではの視点から見た皇室本だが、ノンフィクションとして読み応えがある。むしろ皇太子一家を擁護する内容で、必ずしも皇室批判本ではない。また、後者はこの本に対して宮内庁や外務省がどういうクレームをつけたかを検証するもので、同時に最初この本を出版しようとした講談社に百数十か所の削除があることを指摘した。その背景に何らかの“検閲”があったのではないかという問題提起だ」(出版関係者)
 まず、外務省がアクションを起こし、ヒルズ氏とオーストラリアの出版社あてに駐オーストラリア大使発の抗議を送っている。その心は「邦訳本は出すな」ということだった。
 同時に、宮内庁も渡辺允侍従長(当時)名でヒルズ氏に対し「長年皇室報道を専門としてきた或る老練な新聞記者が、この本を読んで『各ページに間違いがあるのではないかというくらい』不正確な箇所が目につくと書いています」と、’07年2月1日付で抗議の書簡を送ったという。



■小和田恒氏にとっての雅子妃
 それでも『プリンセス・マサコ』は、8月下旬に他の出版社から発刊されたのだが、重大なのは新聞社がどこもこの本の広告掲載を“拒否”していることだ。8月28日付で広告代理店を通じ版元に渡った『朝日新聞』の「拒否説明文」には次のようにある(要旨)。
「ヒルズ氏に対し、『皇室を侮辱している』とし、外務省ならびに宮内庁が抗議を行っています。弊社広告審査センターとしては、今回(広告掲載の)打診を受けた書籍に対する公の機関(外務省と宮内庁)の反応も鑑み…」
 こういって、『朝日新聞』は同社の広告掲載基準「人権を侵害するおそれがあるもの」に該当すると強調する。
『朝日新聞』広告関係者がいう。
「これは明らかに外務省と宮内庁などの顔色をうかがったうえで判断した政治的な広告掲載拒否だ。他の新聞社も朝日に『右にならえ』で、横並びの対応を決めている。日本においてほぼ全紙が一斉に広告掲載拒否をしたのは、戦後の言論出版史においても恐らく初めてのことではないか」
『朝日新聞』は内心では天皇制反対とか皇室がなくなってもいいと思っているくせに、外務省や宮内庁が出てくると途端に腰くだけ。問題なのはこの2冊の本の評価ではなく、もっぱら役所の顔色をうかがっている点である。
「朝日+外務省+宮内庁」のトライアングルが、まさに言論の自由を脅かすことにつながっているのだ。
 それにしてもさらに興味深いのは、最初に出版しようとした講談社版が修正・削除した問題部分だ。もちろん、外国人の著者によるものだから、明らかに日本文化を誤解して表現している部分もある。だが、日本のマスコミが情報を掴んでいながらも書けなかったことがある。そのなかには皇室や宮内庁のこともあるが、小和田家のことや外務官僚について触れた部分も多い。
 ヒルズ氏は小和田家のルーツが新潟県村上市であることを歴史的に検証し、「小和田家の先祖の骨はそっと掘り出され別の場所に移されていた」と記す。
 小和田氏が江頭豊氏(日本興業銀行からチッソへ)の娘・優美子氏と結婚したのは’62年。共通の友人である福田赳夫氏の紹介だった。雅子さまが生まれたのはその翌年のことである。ヒルズ氏は外国人ジャーナリストのこんな証言を紹介している。
「恒といっしょに働いたことのある人たちは、彼は実に嫌なやつだという。優秀だが、非常に冷たくて超然としているというのだ。雅子は恒が欲しくてたまらなかったが得ることのできなかった息子なのだ。結婚も含め、彼女がやってきたすべてのことは、父親を喜ばせるためだった。彼女は強いファーザーコンプレックスの持ち主なのだ」
 雅子さまの性格の鍵は父親との複雑な関係にあるというのである。



■雅子妃と奥克彦氏との“関係”
 たしかにゴシップめいた話も多い。雅子さまが米国留学中、中国系アメリカ人の経営コンサルタントをしていた男と関係があり、彼は雅子さまのプライベートな写真を持っていると洩らしていたという。だが、ヒルズ氏が真相を突き詰めようとしたところ、結局、何も掴むことができなかった。ただ、この話の部分が削除されているために、男の話が却って真実味を帯びてしまったのである。
 また、ヒルズ氏は日本の皇室ジャーナリズムが密かに囁き合っていた噂についても堂々と触れている。それは「真剣に向かい合うボーイフレンドはいなかったようだが、しかし後に『省内でいっしょに仕事をしている既婚男性とつきあっていた』との噂」だ。
 そのうえで、「ロンドンのサンデータイムズ誌が『その男性は、ラグビーをやり、オックスフォード大学に留学したこともある気鋭外交官』の奥克彦だと『暴露』した」という。奥氏は’03年11月、イラクで銃撃されて死亡した外交官で、たしかにこのときは雅子さまは大変なショックを受けられたといわれていた。ヒルズ氏はこう続ける。
「同紙は“匿名の情報源”を引き合いに出すだけで、そのスキャンダラス報道を裏づける細かい情報を提示しない。私(ヒルズ氏)の知っている情報筋によると、雅子さんと奥の関係は実に礼儀正しいもので、奥は雅子さんの友人、かつ、よき指導者として職務に励んでいたという」
 ヒルズ氏は英国での報道を紹介し、検証したにすぎず、しかも最終的には雅子さまの名誉を守っている。あえてこれを削除したので、憶測を呼んだ。
 こんな削除部分が200か所近くもあるのだから、これは出版社だけの自己規制というわけではないだろう。背後に外務省や宮内庁による複雑な動きがあったと囁かれているのだ。
 ヒルズ氏は「これは1人のきわめて有能な女性が被害者になった『人権喪失の記録』だ」という。日本では皇室に関する報道はたんに批判や中傷をするものか、宮内庁のタレ流し情報かのいずれかで両極端なものが多い。『朝日新聞』を先頭にした日本の新聞全紙が、自身の怠惰と愚劣をいまや満天下にさらしてしまった形だ。

(2007年10月号掲載)
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